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あけましておめでとうございます。は戦い。


あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 というフレーズを当たり前のように使ってるわけですが、なんかアレですね。飽きましたね。 挨拶に飽きるも何もないんですが、大晦日から新年に日付けが変わった瞬間からこのフレーズの嵐です。 普段連絡を取らないような人からも、この時ばかりはこの挨拶がくるわけです。それらは年賀状・メール・電話・ラインという多種多用なツールを駆使して行われます。

連絡先だけ知ってて、ほぼ知らないといっても過言ではない人におめでとうと言われ。

去年よろしくお願いされて何もなかったにもかかわらず、今年もよろしくお願いされる。 そんな不思議な関係による挨拶が1週間ほど続きます。 来なかったら来なかったでなんか寂しい気もするけど、来たら来たで返信するのも面倒くさいという微妙な心境も1週間ほど続きます。 しかし、悪夢のような1週間が過ぎ、そろそろこの挨拶も潮時かと思われた2周目には新たな問題が発生します。 今年初めて会う連絡先を知らないような微妙な関係の知人にでくわした時です。 いつもなら、お疲れ様です。お世話になります。まいど!などを言えばいいはずが、この時期ばかりはあけまして〜というあの挨拶が頭をよぎります。 あけまして〜を言おうか。でもすでに遅い感じがしないでもない。あけまして〜を言って、とっくに年開けてるけど今更何言ってんだコイツは。とか思われたくないし。しかし、仮に言わないで、礼儀がなってないなコイツは。とも思われたくない。難しい選択だ。 もう待ちの姿勢でいくしかないな。相手に合わせるのが一番いい。カウンター。後の先。 うん?待てよ。 相手も待ちの姿勢だった場合どうなる? 死闘になるのではないか。 待ちの姿勢同士が1月半ばに会ってしまった場合 俺「!」 相手「!」 俺「...(微妙な人に微妙な時期に会ってしまった。今年初めての挨拶だよな。どっちの方の挨拶だ?分からん。よし、ここは待ちの姿勢でいくか。"後の先"だ)」 相手「...(うわー、ウザいヤツに会ってしまった。コイツ嫌いなんだよなぁ。早くどっか行ってくんないかな。)」 俺「...(何?無視?いやいや、めっちゃ目合ったし。まさか、相手も後の先だと?俺の他にも後の先の使い手がいたとは。これは長期戦も覚悟しなければならないな)」 相手「...(え、何コイツ?何で無言?マジキモいわー。もう関わらないでおこう。無視してサッサと行こう)」 俺「⁉︎(え?何事もなかったかのようにあっちに行きだしたぞ・・・なるほど。そういうことですか。後の先の使い手同士の戦いは高度な駆け引きの連続により体力・気力を消耗する。このままだと長期戦になることは明白。それを避ける為に最初から気付かなかったていでいくということか。目が合ったようで合ってないから。気付かなかったのは仕方ないことだから。誰も悪くないから。というリセット。完全なる無にするという高度な技術を使えと。御意。挨拶はまた次の機会までお預けですね。)」 これが大の大人同士、無言で行われます。側から見たら無言で見つめ会う2人の変態ですが、実際には壮絶なバトルが繰り広げられています。 早く2月にならないかな。 


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